2023年度 室蘭商工会議所の取り組み
2023年度、本所において取り組んでいる重点事業並びに主な事業概要につきまして、ご紹介いたします。
第2回議員総会を開催 2023度事業計画・予算を決定
2022年度の補正予算や2023年度本所事業計画・収支予算などを審議する第7回議員総会を3月30日(木)、室蘭プリンスホテルにおいて開催。
当日は中田会頭をはじめ、松永・篠原・山下・髙柳・菅原副会頭、山田専務理事の他、監事、議員計51名が出席。各議案を慎重に審議した結果、人事案件や部会・委員会活動等の
41件の報告事項のほか、2会計の補正予算、2023年度事業計画、収支予算等いずれも原案どおり決定しました。
また、今回の総会では、昨年の議員改選におきまして中田会頭の所信で発表されました議員活動の強化等を目的として設置する議員会に関する案件も上程され、原案通り決定しました。
なお、総会後には、本所役員・議員を対象に多年にわたり本所の事業活動に特段のご尽力をいただいている功績を称え、表彰規則に該当する10社の方々へ感謝状並びに記念品の贈呈が行われました。
室蘭・伊達・登別商工会議所 広域経済開発懇談会を開催 〜全道大会提出議案等を承認〜
室蘭・伊達・登別の3商工会議所では、広域連携の強化を図るため、経済問題や共同事業の推進などを検討する広域経済開発懇談会を例年持ち回りで開催しております。本年度は本所が主管となり、4月26日(水)、室蘭プリンスホテルで開催しました。
当日は、本所の中田会頭、松永・篠原・成田・山下・菅原副会頭をはじめ、3会議所の正副会頭、担当正副委員長など27名が出席。
開会にあたり、開催地である本所の中田会頭は「ビヨンド・ナウ、現下の経済状況を乗り越え、当地域経済の更なる振興を図り、より持続可能性を高めていくために、当面はコロナ禍からの復活を目指し、3会議所の連携を強化していかなければならない」と述べました。
議案は、7月1日に苫小牧市で開催予定の第71回全道商工会議所大会に提出する各商工会議所からの要望について審議しました。
本所からは「室蘭フェリー航路の安定運航と宮古航路再開に向けた支援」、「地元企業等の意向を踏まえた室蘭工業高等学校の学科編成」等の新規4項目を含む25項目、登別からは「観光産業の振興について」、「登別市観光交流センターを中心とした登別東地区の整備について」等の9項目、伊達からは「北海道縦貫自動車道の優先整備区間(登別室蘭IC〜伊達IC間)の早期事業化」、「北海道電力(株)伊達発電所の運転休止に伴う地域振興について」等の6項目が提案され、計40項目(共同提案項目を含む)を審議し承認されました。
そのほか、「マイクロツーリズム誘客等に向けた取り組み」や、「北海道新幹線札幌延伸開業に向けた影響調査並びに対策に関する調査研究」等の3会議所の連携事業計画の協議を行いました。
要望は第71回全道商工会議所大会に提出され、その後、国・北海道の関係部局に要望する予定。
新入社員セミナー2023を開催
本所と室蘭市産業教育センターでは、4月28日(金)室蘭市市民会館において、市内会員企業の新入社員等を対象にした「新入社員セミナー2023」を開催。会員企業15社から25名が受講しました。
講師には、キャリアコンサルタントの資格を持ち、全道の学校や企業・自治体におけるセミナーの開催や外国人の就職支援など幅広く活躍されているブラン・ジュテ代表の上田菜香氏が担当されました。
セミナーでは、社会人としての言葉遣いをはじめ、お客様への対応・名刺交換や電話対応など演習を交えながら確認しました。また、社会人として大切なビジネスマナーについて学ぶとともに、今回は、社会人としての“お金"の知識について学ぶ「マネー研修」を実施し、給料の仕組みや税金関係、社会保険等についても学びました。
後半では、グループワークを行い、正しい言葉の使い方などについて頭を悩ませながら、参加者同士が意見交換し、改めてビジネスマナーの必要性を確認しました。
撮りフェス in 室蘭2023を開催します
本所と室蘭観光協会ならびに市民有志等で組織する「撮りフェスin室蘭実行委員会」では、8回目となる「撮りフェスin室蘭2023」を来る7月15日(土)〜16日(日)に、24時間滞在型で開催することが決定し、参加申込の受付を開始しました。
「撮りフェスin室蘭」は、2016年の初開催以来、「24時間滞在型フォトコンテスト」をコンセプトとして開催してきましたが、今年から、フォトコンテストへの参加は任意となり、写真を楽しむだけの参加も可能。さらに、入賞にはスマホ賞も追加され、気軽に参加しやすいイベントとなっています。
今年の撮りフェスは、例年好評を博している、プロ写真家と撮影できるワークショップを開催。映画「浅田家!」で有名な写真家の浅田政志氏、夜景写真家の小林哲朗氏、カメラと写真を中心にYou Tubeを通じて発信している写真家イルコ・アレクサンダロフ氏等に加え、室蘭市在住の野鳥写真家・熊谷勝氏や、鉄道のある日常風景や人物などを得意とする写真家の森誠氏による、多彩な講座も展開されます。
また、普段は立ち入れないプレミアムスポットとして、夜間開催となる白鳥大橋主塔登頂やスペシャルライトアップ等に加え、参加者からの要望が多かった工場内での撮影が新たに追加され、ENEOS㈱室蘭事業所さん、函館どつく㈱室蘭製作所さんの開放をいただくな ど、例年以上に盛りだくさんとなっています。
さらには、イベント前日に写真家や参加者同士が交流できる前夜祭や、イベント中に室蘭を巡りながら写真を撮ると特典が得られるスタンプラリーなども新たに開催します。
「世界がまだ知らない室蘭を撮りに行こう。」を合言葉に、今年も多くの方々に喜んでいただけるイベントが盛り沢山です。ぜひ皆様お気軽にご参加ください。
2023年版 特典付き むろらんグルメマップを発行
本所と室蘭市、室蘭観光協会で構成する「室蘭観光推進連絡会議」では、Webサイト「おっと!むろらん」の「食べる・買う」コーナーに情報を掲載している飲食店53店を紹介する小冊子「特典付きむろらんグルメマップ」を発行しました。
近年の旅行等においては、体験型コンテンツのひとつとして、各地の特色ある「食」に大きな注目が集まっております。
本冊子では、室蘭ならではの「食」である「室蘭やきとり」と「室蘭カレーラーメン」の提供店に各々のロゴマークを掲載し、ひと目で分かるようにしているほか、掲載店舗のうち「特典」マークのある32店舗については、本冊子を提示することで「ソフトドリンク一杯無料サービス」「お通しサービス」など、各店の工夫を凝らした特典を受けることができます。
この冊子は1万部作製し、今後、旧室蘭駅舎や道の駅「みたら室蘭」をはじめとする観光拠点、市内のホテル、交通拠点等に設置して配布するほか、自衛隊等の船舶や練習船・客船入港時に配布するなど、観光客による市内での飲食・購買喚起に繋げていきたいと考えています。
室蘭観光推進連絡会議では、今後も長期化したコロナ禍で大きな影響を受けた観光業・飲食業の皆様を応援する事業を展開していきます。