2024年度 室蘭商工会議所の取り組み
2024年度、本所において取り組んでいる重点事業並びに主な事業概要につきまして、ご紹介いたします。
新入社員セミナー 2024を開催
本所・室蘭市産業教育センターでは、4月25日(木)、室蘭市市民会館において、市内会員企業の新入社員等を対象にした「新入社員セミナー2024」を開催し、会員企業15社から33名が受講しました。
今回、講師を務めていただいたのは、キャリアコンサルタントの資格を持ち、全道の学校や企業・自治体におけるセミナーの開催など幅広く活躍されている上田菜香氏 (ブラン・ジュテ 代表) が担当。
セミナーでは、社会人としての言葉遣いをはじめ、お客様への対応・名刺交換や電話対応などの演習を行いました。セミナー後半では、グループワークを行い、正しい言葉の使い方などについて頭を悩ませながら、参加者同士が意見交換し、改めてビジネスマナーの必要性を確認しました。
また、セミナー後には、同世代の働く仲間作りを目標に参加者同士の交流会を開催。食事をとりながらお互いの仕事の話やプライベートの話などで盛り上がり、有意義な交流会となりました。
「ものづくり企業紹介 パンフレット」を作成
本所建設業部会・工業部会では、ものづくり業界のイメージアップや入職のきっかけづくりを目的に、「ものづくり企業紹介パンフレット」を作成しました。
同パンフレットには、今年度採用を希望する会員企業55社の業務内容や採用に関する情報等が掲載されており、「撮りフェスin室蘭」の写真も使用され、室蘭の魅力をアピールしています。
同パンフレットは、市内外の高校、専門学校、ものづくり関連の学科がある大学等に配布したほか、本所のホームページにも掲載しています。
室蘭商工会議所創立100周年記念 ロゴマークが決定!
本所は、2024年11月6日に創立100周年を迎えることから、祝賀機運の醸成や記念事業等の周知促進のほか、本所の活動目的等のイメージ浸透を目的としたロゴマークを公募により制定することとしておりましたが、この度厳正なる審査の結果、下記の作品に決定しました。
ロゴマークの募集には、本所会員をはじめ全国から、4月15日の締切までに、168作品の応募をいただきました。選定にあたりましては、一次選考、二次選考を経て中田会頭をはじめ、ネクスト100プロジェクト特別委員会の担当副会頭、委員長、副委員長、専務理事によ
り最終審査を行いました。
採用作品は、「創立100周年という事が明るくイメージでき、本所のキャッチフレーズの『明日のためにをこれからも』が表現されている」「オリジナル性が高く本所の未来に向けた新たな扉が開かれ、明日への希望が感じられる」など、審査にあたった皆様の一致した意見で選ばれました。
採用作品につきましては、今後予定されている記念式典や各種事業でのPRをはじめ、様々な機会や各所で活用してまいります。
この度の応募に対し、ご応募いただきました皆様に厚くお礼申しあげます。
「2024年度公共工事等に 関する説明・懇談会」を開催
本所では、去る5月27日(月)、室蘭プリンスホテルにおいて、建設業部会主管事業として「公共工事等に関する説明・懇談会」を開催し、同部会の役員・議員等19名が参加しました。
当日は、説明者として室蘭市都市建設部土木課、建築管理課、経済部産業振興課の方々にご出席をいただきました。
会議では、今年度の主な公共工事の見通しや予定時期などに加え、空家対策に向けた支援メニューなどについて説明をいただきました。
参加者からは、工事の具体的な時期や内容について質疑があったほか、支援施策に対する意見等があり、今後も室蘭市と経済界が連携し、課題解決に向けて、より充実した内容を展開していくことを確認しました。
第6回議員総会を開催
6月28日(金)、第6回議員総会を室蘭プリンスホテルにおいて開催しました。
当日は中田会頭をはじめ、43名の役員・議員が参加されました。本総会の主な議題の2023年度の事業報告、各会計収支決算等につきましては、いずれも原案通り可決されました。
その他の議題では、欠員となっていた3名の常議員の補欠選任が行われ、工業部会から推薦された上原洋明氏(日本製鋼M&E㈱室蘭製作所副所長)、理財部会から推薦された宮崎克宣氏(㈱北海道銀行室蘭支店長)、中田裕也氏(室蘭信用金庫常勤理事エリアサポート部長)が選任されました。
また、先に開催された常議員会において決定された、本所創立100周年を記念して実施される創業100周年以上の会員事業所表彰に関する報告等がなされました。
2024年版特典付き むろらんグルメマップ を発行
本所と室蘭市、室蘭観光協会で構成する「室蘭観光推進連絡会議」では、この度、同会議が運営するWebサイト「おっと!むろらん」の「食べる・買う」コーナーに情報を掲載している飲食店47店を紹介する小冊子「特典付きむろらんグルメマップ」を発行しました。
本冊子では、室蘭ならではの「食」である「室蘭やきとり」と「室蘭カレーラーメン」の提供店に各々のロゴマークを掲載し、ひと目でわかるようにしているほか、掲載店舗のうち「特典」マークのある28店舗については、本冊子を提示することで「ソフトドリンク一杯無料サービス」「お通しサービス」など、各店の工夫を凝らした特典を受けることができます。また、本所が認定した「いいもの。たくさん。室蘭産。」むろらん推奨品があるお店も紹介しております。
今後、この冊子は1万部作製し、室蘭観光協会や道の駅「みたら室蘭」をはじめとする観光拠点、市内のホテル、交通拠点等に配布するほか、各種大会開催時やイベント時、自衛隊等の船舶・客船入港時に配布するなど、観光業・飲食業等の支援策として、市内での飲食・購買喚起に繋げてまいります。
ものづくり匠教室in むろらん港まつりを実施!
本所工業部会・建設業部会では7月27日(土)・28日(日)の2日間「ものづくり匠教室inむろらん港まつり」を開催しました。「ものづくり匠教室」は、これまで、中学生を対象にものづくりの楽しさや、やりがいを感じてもらい業界に興味を持ってもらうため、工場・建設現場見学やものづくり体験を行ってきましたが、より多くの子どもたちにその魅力を知ってもらうため、一昨年から引き続き、港まつり会場で実施しています。
当日は、関係機関や企業等の協力のもと、建設業・工業のものづくり展示ブースをはじめ、お祭りに訪れた子供たちを対象とした、ミニショベルとホイールローダーの試乗体験や水鉄砲制作体験、的当てゲーム、缶バッチ制作など多数の体験を実施しました。
ミニショベルの試乗体験では、子供たちが操縦席に座り、オペレーターの助言を受けながら実際に操縦し、ボールをすくって移し替える作業を体験しました。ホイールローダーの試乗体験では、車体を前後に移動させながら、巨大なバケットを空高く持ち上げる迫力ある動作を、操縦席にオペレーターと同乗しながら体験をしました。大きな音とともに揺れる車体に、子供たちは興奮した様子で喜んでいました。
水鉄砲制作体験では、子供たちが自らパーツを選び、組み立てた水鉄砲を使用し、隣接するブースで的当てゲームを行いました。また缶バッチ制作では、子供たちが好きなイラスト
を選び、室蘭高等技術専門学院で開発した、缶バッジの製作機械を使ってオリジナル缶バッチを作り浴衣等の衣服に付け、笑顔で歩いている姿がみられました。
時折、雨が降る中での開催となりましたが、2日間の開催で延べ1,000名の方々にご来場いただき「貴重な体験を子供にさせてもらえて嬉しい」「また開催してもらいたい」といった声も聞かれ大盛況となりました。
本所では、今後も次代を担う人材づくりに向けた取り組みを行ってまいります
むろらん港まつり協賛花火大会 室蘭商工会議所創立100周年 記念としてネーミングライツ
7月26日(金)から28日(日)に開催された第78回むろらん港まつりの初日に行われた室蘭民報社と実行委員会の共催による花火大会は、ネーミングライツにより「室蘭商工会議所創立100周年記念・室蘭民報社納涼花火大会」として開催されました。
当日は、フェリー埠頭の先端から打ち上げられた花火の目の前となる中央埠頭に観覧席を設け、社会福祉法人室蘭言泉学園わかすぎ学園の子ども達などを招待し、間近で迫力ある2,200発の花火を楽しんでいただきました。
花火を観覧した子供達はその迫力や綺麗さに圧倒され、感動していました。
また、花火大会では、「これまでの100年間の本所事業活動に対する地域の皆様への感謝と次なる100年に向けて皆様と共に新たな扉を開け、明るい未来・希望を持てるよう歩んでまいります」とのメッセージをお伝えしました。
室蘭商工会議所創立100周年記念 オープンゴルフコンペを開催
8月10日(土)、室蘭ゴルフ倶楽部において、室蘭商工会議所創立100周年記念オープンゴルフコンペを開催しました。
本大会は、本所100周年記念として、会員だけではなく、市民や市内事業所にお勤めの方、関係団体の皆様などに幅広くご参加いただきました。また、特別企画として、テレビ番組「ゴルフ天狗〜ちっぷいんBogey伝説〜」とコラボし、番組収録を行いました。
当日は、43チーム165名と当初の募集人数を超える多くの皆様にご参加をいただき、職場やプライベートの仲間など3〜4名で1組のチーム編成で、個人戦と団体戦で競いました。
ゴルフ大会終了後には、中嶋神社蓬崍殿にて表彰式・交流会を開催。
本所中田会頭の開会挨拶後、創立100周年記念として、同テレビ番組にも出演している、かみむらしんやさん、ふれさわひろみつさんの司会による表彰式や本所役員・議員等の協賛による大抽選会が行われ、参加者はお互いの健闘をたたえ、ゴルフ談議に花を咲かせていました。
室蘭キャリア教育センター設立を目指して 「キャリア教育の取組みに関する懇談会」を開催
本所では、地域のキャリア教育のプラットフォームとなる「(仮称)室蘭キャリア教育センター」の設立を目指しております。
この度、その設立に向けた本格的な第一歩として、青山室蘭市長や伊藤室蘭市教育委員会教育長のほか、市内の教育機関関係者等を招き、「キャリア教育の取組みに関する懇談会」を8月20日(火)に開催いたしました。
本所からは、中田会頭をはじめ、菅原副会頭、今野経営支援・人材育成委員会委員長、山田専務理事が出席し、同センターの設立に向け、積極的な意見交換を行いました。 懇談会では、他地区での参考事例のほか、昨年本所で実施した「キャリア教育・人材育成・確保に関する調査結果」を説明後、キャリア教育センターの設立に関する提案を行いました。
提案内容につきましては、人材育成や確保に関する課題を様々な視点から整理し、その課題に対応していくための提案を同センターの設立を目指す背景として取りまとめており、参加者の皆様から賛同を得られる結果となりました。
参加者からの意見としては「それぞれの機関や団体で持つ教育のノウハウがあり、プラットフォームで一元化することにより地域の皆さんの目的の達成に近づくのでは」、 「親が自分の仕事に誇りを持ち、子供に仕事や働く事を教えていくことが大事と考えており、そのための取組みを行ってほしい」、「キャリア教育を行う側の目線からだけではなく、子供達
の声を拾いながら事業推進を図っていくことが望まれるのでは」など、センターの設立に期待の声を数多くいただきました。
なお、今後の予定としては、室蘭市や教育委員会、教育局、教育機関等のほか、市内でキャリア教育に取り組んでいる行政機関や団体、企業等をメンバーとする準備会を立ち上げ、来年3月までを目途に、センターの趣意や規則、目的、活動内容、予算、組織体制等について検討を重ね、2025年度には正式にセンター発足を目指すことにしております。
地元活用イメージキャラクター 「らんドル」夏のPR活動実施
去る7月14日(日)、室蘭市で行われた全道小学生陸上競技大会、8月10日(土)開催の本所創立100周年記念オープンゴルフコンペに、本所地元活用を推進する「いいもの。たくさん。室蘭産。」イメージキャラクターの「らんドル」が会場に出向きPR活動を行いました。
全道小学生陸上競技大会では、会場となった日鋼室蘭スポーツパーク前(入江町)にて、物販を行った地元事業者6店とともに、呼び込み役として登場。物販コーナーの周知や「いいもの。たくさん。室蘭産。」のむろらん推奨品パンフレットの配布などを行い、多くの来場者との記念撮影や交流を行いました。
また、100周年記念オープンゴルフコンペでは、今回、撮影が入ったTV番組「ゴルフ天狗〜ちっぷいんBogey伝説〜」に出演しました。
各イベントの参加者からは、「かわいい」、「PRキャラクターとして馴染みやすい」など好評でした。
今後も「らんドル」は、地元活用推進や地元を盛り上げるイベント等に出向き、PR活動を行ってまいります。